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Canon プリンター iP8730 再レビュー

おまるです。

ここのところiP8730についての記事へのアクセスが多かったため、再レビューしたいと思います。

 

blog.omaruphoto.com

購入してもうすぐ1年になります。使い込んで来たというわけではありませんが、なんとなーくわかって来たというところもありますので、これからプリンター購入を検討されている方に、少しでもご参考になればと思います。

基本スペック

 Canon PIXUS ip8730EPSON カラリオ EP-979A3
幅x高さx奥行き 590x159x331 mm 479x148x356 mm
重 量 8.5Kg 8.8Kg
解 像 度 9600×2400dpi 5760x1440 dpi
インク種類 染料+顔料 染料
色 数 6色 6色
最大用紙サイズ A3ノビ A3

EPSON カラリオ EP979A3との比較

発売時期と価格帯が近く、同じA3対応プリンターの入門機としてEPSON カラリオ EP-979A3を比較対象にしていきます。

ここで大きな違いになるのが、インク種類色数最大用紙サイズになります。

インク色数


色数は一見同じように見えますが、写真印刷をメインに考えると大きく違います。
iP8730:ブラック(顔料)+ブラック(染料)+シアン+マゼンダ+イエロー+グレー
EP-979A3:ブラック+シアン+マゼンダ+イエロー+ライトシアンライトマゼンダ
Canonにはブラックが二種類あるため、実際に写真印刷にしようされるインクは5色。EPSONは6色となっています。
これが写真印刷はEPSON。文字はCanonと言われる所以になっています。
ただ、最近のプリンターは性能が非常にいいので、必ずしも大きな品質の違いがあるというわけではないです。
それぞれ好みの問題と言っていい範囲だと思います。

最大用紙サイズ

こちらについては好みでは済まされない違いがあります。
まず、A3ノビとは

A3 は、紙の大きさを表す単位で、その寸法は297mm×420mm。そして、A3より一回り大きなサイズを一般に A3ノビと呼んでいる。

現在、一般的なインクジェットプリンタで印刷できるのは、たいてい A4 まで。A4 は、普通の文書やレポートに広く使われているサイズで210mm×297mm。ちょうど A3 を半分にした大きさだ。レーザープリンタの場合は、A4対応機と A3対応機が多く、それぞれ印刷できる最大の紙の大きさを表している。

しかし、紙の隅まで印刷することができないプリンタも多い。紙の周囲に、数ミリくらい印刷できない範囲がある。

一方、印刷物(雑誌などの出版物、パンフレットなど広告物)を作る場合、最終的な仕上がり寸法の外側に「トンボ」と呼ばれる罫線をつける。トンボは、カラー印刷するときの「合わせ」や、印刷後に紙を規定の寸法に裁断するための目印になる。

そのため印刷関連の業界では、A4のデザインは B4の紙に、B4のデザインは A3の紙にトンボ付きで印刷することが多い。ところが、A3のデザインは A3サイズの紙にトンボ付きで印刷できない。しかも A4版のパンフレット類は、A3サイズで印刷して二つ折りにすることが多い、つまり需要が多い。

そのため一部のプリンタは、A3にトンボのスペースを加えた、A3ノビというサイズの紙に対応している。もちろん、A3ノビサイズの専用紙も用意されている。

となってます。
展示等でA3の印刷を考えている方はiP8730が無難だということになりますね。
EP-979A3でも可能ですが、多少無理のある印刷になってしまうということでしょうか。

色味について

実際に使用してみて感じたことです。
まず、設定をデフォルトのまま印刷すると赤いです。

      f:id:omaruphoto:20161224013543j:plain

例えばこの写真をそのまま印刷すると、顔の部分がドキンちゃんみたいに赤くなります。
血色がいいというレベルではなく赤いです。特にお化粧に反応するようで、ペコちゃんみたいになるときもあります。
そのため自分はこのような設定にして印刷をかけています。

f:id:omaruphoto:20161224013641p:plain

写真によって調整はしますが、概ねこんな感じで設定しています。
赤みが強いので、それと反対側の色味を強めて相殺している感じですね!
最初はビビってちょっとずつ調整していたのですが、結構大胆にいじっても大丈夫そうです。

明るさについて

次は明るさについてです。
上の色味についてで使用したような明るい写真は問題なく印刷されます。

f:id:omaruphoto:20161223115233j:plain

この写真を印刷すると、ハイライト部分が弱くなってしまいます。
大人っぽい雰囲気にしたいと思い、顔の部分にも影を残して明暗差を出していますが、ハイライトが弱くなってしまうと、せっかく雰囲気が台無しになってしまいます。
展示用の作品を印刷するのであれば、印刷用に現像を作り直してもいいのですが、自分の保存用に手っ取り早く印刷してしまいたい方は、ここを調節してみてください。

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無調整よりは多少良くなって出てくると思います。

まとめ

Canonでこれの上位機となると、proシリーズになります。
自分の素人目で見ると、印刷の品質に格段の差があるわけではないように感じます。
ただ、大きく違うのが色と明るさの調整です。
どの程度の精度なのかはわかりませんが、proシリーズ専用のソフトウェアで、画面でみている色味・明るさに自動的に合わせてくれるものがあるそうです。
これが実用的な精度であれば、印刷の手間が大分楽になります。

ただ、iP8730は値段の安さとコンパクトさ、そしてランニングコストの低さが魅力の商品です。
プリンターを購入して、印刷の楽しさや難しさ、奥深さを知って写真がさらに楽しくなりました。印刷と言っても、紙の選び方、組写真なら配置の仕方で全然印象が違うんだもん。

デジタルの画面で見るのもいいですが、実際の紙に印刷して、手にとって眺めるのは非常に嬉しい充実感があります。

プリンターが欲しいな。ゆくゆくは展示もしてみたいなと考えている方にはとてもいい商品だと思いますよ!

omaruphoto